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塾選び前のセルフチェック3項目

受験の合否は塾選びで8割決まると言っても過言ではありません。

 

塾選びにおいて必ずしなければならないことは

①自分の状況を客観視し、必要な要素を見極めること

②塾は必ずチェックポイントを比較検討し、総合的に自分に合う塾を選択すること

の2点です。

 

今回は① 『自分の状況を客観視し、必要な要素を見極めるポイント3点』 の詳細です。

 

①自分のレベルを把握する

 

自分の学力の把握なしに受験勉強に挑むことは不毛です。

現状の立ち位置から志望校までの距離・ギャップを認識し、それを埋める作業が受験勉強です。

通っている高校のレベルと、模試などで分かる自分の偏差値で判断していきましょう。

 

◆進学校(高校偏差値60以上)のトップ層の生徒(個人偏差値65以上)

  ⇒進学校でトップ層にいれば基本的に塾は必要なし。学校を信じて頑張ればOK。

◆進学校の中間層の生徒(個人偏差値55〜65)

  ⇒大手予備校、映像授業予備校、少人数制塾

    基礎学力があり、一方的な講義形式の授業でも自分で理解し成績を伸ばせる。

◆進学校の下位層+非進学校の生徒(個人偏差値55以下)

  ⇒少人数制塾

    基礎学力がなく、双方向的な授業で講師に状態把握をしてもらいつつ勉強を進める必要あり。

 

自分のレベルによって通うべき塾は大きく変わってくるため、セルフチェックは重要です。

 

②基礎学力の有無

 

①と重複しますが、基礎学力の有無によっても選ぶべき塾は変わります。

基礎学力とは、非常にざっくりと言えば中学時代に習ったことが身についているかどうかということです。

中高一貫の進学校でしっかりとカリキュラムについていけている生徒、中学時代に高校受験の勉強を一生懸命した生徒などは恐らく基礎学力に自信を持って問題ないと思います。

逆に中高一貫進学校の中で成績がいまいち、高校受験は推薦等で偏差値の高い高校には入れたが必死に受験勉強をした記憶はあまりないというような生徒は基礎学力に不安があります。

 

基礎学力がない状態では『一方的な講義形式の授業』を受けていても力はついていきません。

一方的な講義形式とは、いわゆる代ゼミ河合塾駿台のような大教室で大人数相手に授業をしているものや、東進ハイスクールのように録画されたビデオ授業を1人で見る形式を指します。

 

授業内容をどれだけ理解・吸収できるか、その内容をベースに自分自身で何をどれだけどのように勉強していけばいいのか・・・生徒の力量に委ねられる部分が多いのは言うまでもありません。

「面白い授業やってあげたよ、はい、じゃああとは自分で勝手にやっといてね!」という一方的な講義形式の塾では、基礎学力がなければついていくことは難しいのです。

 

たまに基礎学力のない生徒でも「有名講師の授業は面白くて分かりやすいから出来るようになる」と言ってくることがありますが、これは非常に危険です。

確かに面白い授業なのでその場では分かったつもりになってしまうのですが、根本が理解できておらず帰宅後に自分では問題の解法が再現ができず、結局点数に繋がらないといったケースがよくあります。

 

自分を振り返り、基礎学力に不安を感じるようであれば、たとえ進学校に在学していても大手予備校や衛星授業予備校は避けたほうがよいですね。

 

それと比べ、講師が生徒の状態をしっかり把握できる『双方向的な授業』であれば生徒の学力を考慮したアクションが出来るため、かなり状態は改善します。

双方向的な塾とは、個別指導塾や1クラス10人前後の少人数制の塾でしょう。

1クラス20人もいれば、もう講師は生徒それぞれの状態は把握不可能です。

 

ちなみの私が所属するDIET STUDYでは1クラス平均10名を維持しています。

1クラス20名にすれば自分の収入は2倍になるかもしれません。しかしそれをすれば1人1人の生徒の状態を把握できず、合格率が下がることは目に見えているため、あえて少人数制を維持しています。

 

あと、いわゆる個別指導塾はハッキリ言ってやめたほうがいいと思います(詳細はコチラ

プロ講師がしっかりやっているところは別にして、非進学校の生徒が個別指導塾に通うのであればせいぜい大東亜帝国レベルの結果になることを覚悟しておくべきです。

 

③勉強習慣の有無

 

これも非常に重要です。「さすがに受験となったら勉強嫌いの子でも必死に勉強するでしょ」という大人もいますが、残念ながらそうはいきません。

人間、慣れていないことはなかなかできないもので、中高時代に机に向かっている時間が少なかった生徒は大学受験となっても机にはなかなか向かえません。

 

こういった生徒が前述のような一方的な講義形式の授業に参加するとどうなるでしょう。

さらには帰宅後、自ら復習や次の授業の予習に向かうでしょうか。

 

答えは否です。授業は最悪の場合居眠り、予復習は十分にできずカリキュラムからどんどん離されてしまいます。授業料を払っている親からすればたまったもんじゃないという話ですが、これがリアルです。

単純に勉強から逃げてしまうという部分もありますし、やる気が十分あっても今まで勉強してこなかったために勉強の仕方が分からないという部分もあります。

 

ではそういった場合、なにが必要か? 誤解を恐れずに言えば「管理」です。

 

どういったことか具体的に挙げていけば

・塾に行っているか出欠の管理

・授業を集中して聞けているか講師による監視

・授業内容を理解できているか講師による把握

・自宅での勉強量、勉強方法の細かい指示とその実行のチェック

などなどです。

 

生徒が自分1人で受験を達成できないのであれば、周りがフォローするか、達成できるような環境に身をおくしかないと思います。

17,8歳にもなって大人がそこまで手を差し伸べるのか・・と思うかもしれませんが、彼らにとって大学受験というものはそれほど高い壁なのです。

ですから、そういった「管理」の体制が整っている塾なのかどうかはよく見極める必要があります。

 

勉強習慣の有無を考慮したうえで適切な塾・予備校を選ばなければ、たとえやる気に満ち溢れていても受験で成功することは難しいのです。

 

 

以上、塾を検討する前に、まずやっておかなければならないセルフチェック3点です。

このセルフチェックで大まかに自分が必要とする塾のイメージを掴み、そのうえで具体的な塾・予備校の比較検討に入っていくべきでしょう。

 

 では、さらに今回の内容を前提として

②塾は必ずチェックポイントを比較検討し、総合的に自分に合う塾を選択すること

について確認してみようと思います。