合格したけりゃ1回読んどけ

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個別指導は授業料⇔成績UPのコスパが最低

個別指導塾に通っていて大学受験に成功した人を見たことがありません。

具体的には、合格できたとしても大東亜帝国レベルの大学まででしょう。

DIET STUDYにも個別指導塾で全く成績が伸びなかったと助けを求めてやってくる受験生が後を絶ちません。

 

にも関わらず、世間では個別指導へのニーズが高く、個別指導塾の数もどんどん増えています。

TOMAS、東京個別指導学院明光義塾などなど挙げればきりがありません。

 

個別指導が求められている理由はなんとなく分かります。

恐らく個別指導に対するイメージは

「生徒1人1人に合わせてくれる = きめ細かい指導で成績が上がる」

なのでしょう。

 

しかし残念ながらこの「=」は実は「≠」です。 等号が成立しません。

 

今回は一般的な個別指導では大学受験に成功できない理由について考えます。

但し、全否定には終わらず「こんな個別指導ならば合格できる」という例も最後に示したいと思います

 

個別指導を避けるべき理由として

・講師

・カリキュラム

コスパ

の3点に着目したいと思います。

 

講師の質が低い

 

多くの個別指導に当てはまる話です。

20人の生徒が同時に個別授業を受けるとすれば、そこには20人の講師が必要です。

生徒2対講師1のスタイルだったとしても講師が10人は必要です。

クオリティの高いプロ講師を10人同時にその場に集められるか・・・まあ無理です。

人材を集めることも困難、たとえ集められとしても給料が高くつくという経営上の困難もあります。

ということで大学生バイト講師の登場です。

 

高校生からみれば大学生の講師は大人に見え、尊敬でき、信頼できるかもしれません。

しかし所詮バイトはバイトです。教えることのプロではありません。

ひどい場合、日東駒専未満の自分自身は受験勉強をロクにしていなかったバイト君だったり、自分の都合で予定を変えたり突然辞めていなくなるバイト君もいます。でもバイト君にはその権利がありますし、生徒に対して大きく責任を負う立場ではないのです。

このように指導力・責任感の面でどうしても不安がついてまわります。

 

中には学歴があり(=受験勉強を自分も頑張った経験があり)、責任感が強く、生徒のためにとにかく一生懸命頑張り、教えるのも上手いという講師もいるとは思いますが、そういう「アタリ」に出会える確率は極めて低いでしょう。

さらに言えば、そのアタリ講師も自分の経験上の話や勉強方法を指南してくるわけで、それが受け持ちの生徒にマッチするかは分かりません。

 

例えば個別指導も、学校の授業についていくための中学生向けの塾などであればギリギリ成立しするかと思います。

しかし大学受験という目標の下で、個別指導塾は講師力の点であまりに脆弱なのです。

 

それなりの大学に受かりたければ個別指導はやめておきましょう。

大人数が苦手など、どうしても個別指導が良ければ、少なくても講師が正社員で経験豊富な人間かどうか必ず確認しましょう。



カリキュラムが曖昧

 

個別指導が良いと思われている点は生徒1人1人にレベルやペースを合わせてくれるところです。

しかしこれは同時に致命的なリスクを背負う諸刃の剣でもあります。

 

仮に、あまり勉強をしてこなかったために基礎が抜けており、理解もそんなに速くない高校3年生のA君が個別指導塾に入り1年間で大学合格を目指すとします。

 

4月の段階で決められているA君のカリキュラムは、通常本当にざっくりです。

春:基礎授業 夏:基礎授業&問題演習 秋:センター演習 冬:過去問演習 など。

なにせ個別指導の売りは『生徒それぞれに合わせた最適なカリキュラム』ですから、全体としてがっちりしたカリキュラムはあえて置いていないことが普通です。

面談をしたり、勉強の経過を見ながらカリキュラムはアレンジされていきます。

 

さて、A君は当初のカリキュラムに乗っかって勉強をしていましたが、なかなか基礎事項が理解できません。

すると「次回の授業も、もう1回基礎部分の内容をやっておこう」と講師から提案されます。

講師に恐らく悪意はなく、A君に理解してもらおうと真剣に提案をしていると思います。

ところが、この「もう1回同じところを」が色々な単元で頻繁に繰り返されます。

4月に説明を受けていた時点では問題演習が始まるはずの夏になっても、基礎でつまづいたせいで、A君はまだ基礎授業をひたすら受けています・・・。

その結果、1年間で本来消化すべき内容の半分足らずしか消化できないまま受験を迎え、浪人が決まります。

 

これが『生徒それぞれに合わせた最適なカリキュラム』の末路です。

 

生徒に合わせるということが必ずしも真ではありません。

大学に合格したいのであれば、その目標から逆算して「今」の取り組みを決めねばなりません。

個別指導とは「生徒を引っ張る」という力が極めて働きにくくなる環境なのです。



コスパが悪すぎる

 

人件費に着目すれば一目瞭然ですが、個別指導は塾の形態の中で最も授業料が高くなります。

DIET STUDYで浪人コースを希望してやってきた親子と面談をしていると、現役時代に個別指導塾で失敗した人がよくやって来ます。会話の中で昨年その塾にいくらぐらいかかったんですか?と聞くと「100〜180万」ぐらいの3桁の数字が平気で飛び出します。

 

しかし個別指導塾のHPなどを見ていると文系3教科で月4~6万ぐらいが相場のようで、年間に3桁万円に達するとは計算が合いません。

理由として成績が伸びないと追加履修を営業担当から勧められ、必要ならばとコースを増やしてしまうことが挙げられます。大抵の場合、やることが増えて手一杯になり、もっと成績が伸びなくなり、さらに科目を増やすという負のスパイラルに陥ります。

また、夏期講習とか冬期講習があり、なんならその講習を受けないと全範囲が網羅できないように設定されていたりするため、別途その費用がかかります。

ということでそれらを積み上げていくと見事3桁に到達するわけです。

塾にもよるのであくまでも一般論と考えていただきたいところはありますが、実際に個別指導塾に通っていた方々から聞く話を総合してみても、大きく外れてはいない内容です。

 

あたりまえの話ですが、塾にお金を払うのは「授業料と引き換えに成績を上げてもらうため」です。

1対1で大学生バイトと仲良くなるためでも、面倒見よく悩みを聞いてもらうためでもありません。

考えるべきは授業料と成績向上の費用対効果(コスパ)です。

 

ここまで書いてきた内容に同意していただけるのであれば、塾の中で個別指導塾はコスパが最低だと感じていただけると思います。

少なくても私はこんなにコスパの悪い買い物はしません。

 

個別指導でもオススメできるものはある

 

かなり否定的なことを書いてきましたが、個別指導のスタイルでも要点を抑えていれば効果はあります。むしろ要点を抑えた個別指導は最強かもしれません。

 

要点とは、上で述べたデメリットの逆を行っていればいいわけで

・実績を出しているプロ講師が

・志望校まで生徒を到達させるしっかりとしたカリキュラムで

・できれば安価な授業料で

運営されている個別指導塾であれば結果が出るはずなのです。

 

恐らく大きな会社が広範に運営しているような個別指導塾では、上記3点は維持されないでしょう。

地域に根ざした、口コミで生徒が集まるような個別指導塾が条件を満たしている可能性が高いかもしれません。

最近は個人塾でもホームページを出していたりしますから、地道に調べてみて、良さそうなところがあれば実績を確認し、見に行ってみるのがいいのではないでしょうか。

 

例えばオススメできる個別指導塾として

【高3私立文系専門の予備校】新所沢の個別指導塾 合格工房

があります。

 

来年DIET STUDYが所沢に新校舎を出すのですが、その流れで所沢周辺の塾を調べている時に偶然発見した塾です。

コンセプトが明確で実績も素晴らしいので、色々とお話を聞いてみたくなってしまい、実際に訪問してお会いしてきました。

合格工房の渡辺先生は講師経験が豊富で私大文系の上位校を目指すノウハウを持っていらっしゃいます。

しかし大きく手を広げるのではなく、ご自分ができる範囲で来てくれた生徒1人1人に大事に目をかけて指導していくというスタイルを崩さずにやっていらっしゃり、それが確実に結果に表れています。

まさに理想的な個別指導塾だと感じています。

 

どうしても集団授業が苦手で個別スタイルを望むのであれば、このような環境の整った塾を諦めずに探してみてください。