合格したけりゃ1回読んどけ

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「目標設定」のコツ ある日突然折れないために・・・

五月病」などという言葉がありますが、受験生においても体調を崩したり、モチベーションが下がる人が出てくる季節です。 

 

唐突ですが、A君とB君という2人の受験生(浪人生)がいたとします。

 

【A君】

真面目で自分に厳しい頑張り屋。

1日12時間の勉強時間を目標に定めている。

高い目標なので1日9時間ぐらいしか勉強できない日もある。

 

【B君】

やる気はあるが辛いことは嫌い。

1日7時間の勉強時間を最低目標に掲げている。

責任感はあるので7時間は必ずこなし、たまに9時間ぐらい勉強できることもあり。

 

さて、4月に一緒に受験勉強を始めた2人がこのあとどうなるか・・・

 

5、6月頃にこの2人を観察していると

A君⇒いつも疲れた顔をしていて、ある日突然受験をやめると言い出す

B君⇒どんどん成績が伸びていく

となることが実はよくあります。

 

極端な例かもしれませんが、「まさかやる気満々だったあのA君が!」という意外な結果となることがあるのです。

 

そんなとき、だいたい原因を分析すると見えてくるのが「目標設定のミス」です。

 

A君はある意味大人で、自分が何をどれぐらい勉強しなければならないか客観視ができています。

自分の合格のために必要な勉強量なども計算して計画を立てることができ、基準を高く持って自分の勉強を進めようとします。

「高い目標」を掲げ、それをクリアしようと必死に頑張ります。

 

B君は受験への覚悟は決めているものの、目標のために自分を追い込むというところまではいけていません。

しかし日々の小テスト対策など、最低限やらなければならないことは分かっており、それはきちんとこなしています。

「最低目標」を掲げ、それをクリアしたら帰宅。気分が乗っている日はちょっとプラスアルファの勉強をして、できた自分を褒めてみたりしています。

 

 

勉強に限らず、何か新しいことを始めるときや継続的に取り組まなければならないものがあるとき、

「最低目標」という概念が非常に重要だと感じています。

 

自分が普通にクリアできる目標を掲げ、クリアする。それを日々繰り返す。

一見ただ自分に甘い人間に見えるかもしれませんが、これを実践している人は日々ポジティブでいられるとともに、物事を継続できます。

少々甘い目標設定だったとしてもクリアできたという事実が喜び・エネルギーになり、次の目標への原動力となるものです。

 

逆にあまり高い目標を掲げると、クリアできないかもしれない不安や、実際にクリアできなかったときの落胆など、自然と「できない」ことに目が行ってしまいます

この状態が続けば精神的に疲労も溜まっていき、よほど意志が強くなければ何かのタイミングで糸がプツっと切れてしまうリスクをはらんでいます。

特に真面目な人ほどこの傾向が強く出るように思います。

 

 

受験の話でいけば、やはり例のように勉強時間などの目標設定に注意が必要です。

 

例えば進学校出身で勉強習慣があり、12時間の勉強も苦ではない人は大丈夫です。

また、そもそも高い目標設定であるという自覚があり、クリアできなくても気にしないという人も大丈夫です。

 

しかし元々の勉強習慣があまりなく、心機一転合格を目指して頑張り始めたような人は要注意です。

目標の勉強時間が消化できない、成績も上がっていかない、できていないことばかりで陰鬱な気分に満たされ、逃げ出したくなるはずです。

 

人間、不慣れなことをいきなりトップスピードではこなせません。

また、辛いことを工夫なしに継続し続けられる人もいません。

 

できること・できる量から始めて、少しずつ目標設定を高くしていけばいいのです。